峯岸みなみの坊主頭とAKB48のドキュメント映画(1/6) | Deview-デビュー
2013年2月25日

 女性の坊主頭を生で見たことが一度だけある。しかも、その主は綾瀬はるか。ならぬことはならぬ。大河ドラマ『八重の桜』に出演中の現在から9年前の話。ホリプロのタレントスカウトキャラバンの決選大会の前日、ファイナリストたちの昼食会が、中華料理店貸し切りで行われたときのことだった。密着取材で入らせてもらっていて。

 ファイナリストの中には、伝説のキャバ嬢・立花胡桃の自伝的映画『ユダ』に主演した水崎綾女らがいたが、当時はまだ素人の少女たち。食事や挨拶がひと通り終わった後、サプライズゲストとして現れたのが綾瀬だった。その回のスカウトキャラバン実行委員長が、彼女のチーフマネージャーで。

 歓声を上げ、綾瀬を取り囲むファイナリストたち。ブレイク作の『世界の中心で、愛をさけぶ』ドラマ版の放送が終わってしばらく経った頃で、白血病の少女を演じた彼女は薬の副作用で髪が抜け落ちる設定のため、実際に坊主にして撮影。まだ伸びてなかった髪を隠し、ツバの長い帽子をかぶっていた。

 だが、ファイナリストたちと気さくに語らっていた綾瀬は、坊主話で盛り上がったのか、いきなり自ら帽子を取ってみせた。うわっ! スタッフたちもビックリ。たまたま飲み物を運んできた若い男性店員に、綾瀬は「ああ、見たなぁ」と笑顔で絡む。店員は「あっ、いえ…」とドギマギしていたが、座は笑いに包まれて。テレビも何も入ってないところで、坊主頭の彼女の飾らない振る舞いが微笑ましく記憶に残っている。

 それに対し、この前のAKB48峯岸みなみの坊主頭での謝罪映像は、ネットで観てイヤ〜な感じしかなかった。多くの人がそうだったと思うけど。
(続く)


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