2012年10月18日
NHK朝ドラ『純と愛』でヒロインの純を演じている夏菜。初っ端から宮古島でホテルを営む父と怒鳴り合い、「いつかここよりでっかいホテルの社長になってやる!」と家を飛び出す。入社した大阪のホテルでも、ルームサービス終了後の夜12時過ぎに宿泊客にコーヒーを届けて重役に叱責され、「規則よりお客さん第一!」と食ってかかったり。
朝からワーワー騒がしい印象で、視聴者も賛否が分かれるようだ。朝ドラは出勤前の “時計替わり”に観る層も多く、「寝起きから疲れる」「まったり観たい」との声も。個人的には「何事にも真っすぐぶつかる純に元気づけられる」派。朝ドラと言っても、録画して夜に観るせいもあるけど。
自分は夏菜が初めて『ヤングジャンプ』の表紙&巻頭グラビアを飾った号を、今も持っている。2006年10月の発売。まだ“渡辺夏菜”の名前で、当時17歳。今はショートの髪も長く、表紙カットはスクール水着だった。スク水というとロリっぽいイメージだが、スタイルのいい彼女が着るとハイティーンの少女のまぶしさが際立ち、ドキドキした。
女優として連ドラに初レギュラー出演したのが、同年1月クールの『ガチバカ!』という学園モノ。手越祐也や増田貴久らと共に生徒役の1人で、キャバクラでバイトして騒動を起こすメインの回もあった。
当時自分は『月刊デ・ビュー』編集部にいて、最初から彼女に入れ込んでいた。マネージャー氏が持ってきた資料の写真に引かれ、本人を取材して華のある美少女ぶりに魅せられ、『ガチバカ!』で彼女のメイン回がオンエアされる日には、編集部ブログに「近く必ずブレイクする彼女の歴史的な第一歩」などと書いた。
大げさだが、本当に間違いなくすぐ売れると思っていた。でも、売れなかった。
(続く)
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