夏ドラマで発揮されているメガネの力(5/5) | Deview-デビュー
2012年8月31日

 生まれてから27年、彼女ナシ、仕事もうまくいかない男が主人公のドラマ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。このダメ男・田西を演じてるのが、関ジャニ∞の丸山隆平だ。

 田西は、好きな女の子といるところをヤクザにからまれ、ボコボコにされた挙げ句、彼女を置いて逃げ出したりする情けないヤツ。

大事なところで下痢を起こし、テンパってはわめき散らして空回りして、とことん見苦しい。でも、非モテ男子としては共感どころも。

 そんな役をイケメンの丸山が? と思ったが、髪を短くしてメガネをかけた姿は、まさに田西。

小便やウ○コをもらしたりもする役を、ワーワーわめきながらジャニーズがやるとは。

『ごくせん』の仲間同様、メガネで見た目からイメージを変えたのは大きい。このドラマで初めて彼を見た人は、ジャニーズと思わないのでは。

 『主に泣いてます』では、KAT-TUNの中丸雄一もメガネをかけて、奥手な美大生役。

主人公の美女が、男に惚れられないように天狗のお面をかぶったりしてる話だが、役者として中丸のメガネも同じ意味合い。

『トッカン』の井上真央も伏し目がちでオドオドしたキャラクターが、黒ぶちメガネ姿とハマっていた。途中でそのメガネは踏んづけられて、かけなくなったが。

 映画でも前に触れた通り、『桐島、部活やめるってよ』で主演の神木隆之介がメガネをかけて、冴えない映画部員役を。

サッカーで来たボールを蹴ろうとして空振りしたりと、『SPEC』で演じたニノマエのふてぶてしい美少年ぶりとは全然別人。演技力もあってのことにせよ。

 古典的な小道具のようで、かなり役に立つメガネ。美人やイケメンがその美形ぶりを覆い隠す苦労は、凡人には想像つかないが。
(終わり)


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