2012年8月31日
生まれてから27年、彼女ナシ、仕事もうまくいかない男が主人公のドラマ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。このダメ男・田西を演じてるのが、関ジャニ∞の丸山隆平だ。
田西は、好きな女の子といるところをヤクザにからまれ、ボコボコにされた挙げ句、彼女を置いて逃げ出したりする情けないヤツ。
大事なところで下痢を起こし、テンパってはわめき散らして空回りして、とことん見苦しい。でも、非モテ男子としては共感どころも。
そんな役をイケメンの丸山が? と思ったが、髪を短くしてメガネをかけた姿は、まさに田西。
小便やウ○コをもらしたりもする役を、ワーワーわめきながらジャニーズがやるとは。
『ごくせん』の仲間同様、メガネで見た目からイメージを変えたのは大きい。このドラマで初めて彼を見た人は、ジャニーズと思わないのでは。
『主に泣いてます』では、KAT-TUNの中丸雄一もメガネをかけて、奥手な美大生役。
主人公の美女が、男に惚れられないように天狗のお面をかぶったりしてる話だが、役者として中丸のメガネも同じ意味合い。
『トッカン』の井上真央も伏し目がちでオドオドしたキャラクターが、黒ぶちメガネ姿とハマっていた。途中でそのメガネは踏んづけられて、かけなくなったが。
映画でも前に触れた通り、『桐島、部活やめるってよ』で主演の神木隆之介がメガネをかけて、冴えない映画部員役を。
サッカーで来たボールを蹴ろうとして空振りしたりと、『SPEC』で演じたニノマエのふてぶてしい美少年ぶりとは全然別人。演技力もあってのことにせよ。
古典的な小道具のようで、かなり役に立つメガネ。美人やイケメンがその美形ぶりを覆い隠す苦労は、凡人には想像つかないが。
(終わり)

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