最低の視聴率で最高に評価されたドラマ(3/4) | Deview-デビュー
2012年7月5日

 『セカンドバージン』で不倫、『蜜の味』で叔父と姪の恋愛を、わりと肯定的トーンで描いた大石静氏の脚本による『クレオパトラの女たち』。

今回の“美容整形”というテーマも、ドラマの題材としては際どい面がある。「顔は命」という言葉が出たり、「双子の姉と違う顔にしたい」という患者の顔にメスを入れたり。

 実際こういうことはあるのかもしれないが、日本では「顔より心」「せっかく親にもらった顔を…」といった倫理観(建前)が根強い。

そんな中で、8歳の女の子が「目を二重にしたい」と言ったりするドラマはチャレンジだ。

女性の赤裸々な“美”への欲求。と思えば、「美人過ぎて困ってる」と整形を希望する患者が出てきたり。さらに、主人公の同居人が同性愛者という設定まで入れて。

 女性視聴者には「女の感情のヒダをよく描いてる」といった支持も多く、“打ち切り”には「残念」との声がネットで広まった。

その辺が男としてはピンと来なくて、個人的には楽しめなかった。このドラマの一番の感想は、看護師役の北乃きいの白衣姿がカワイイなぁ…という。

 その北乃演じる看護師も、少女時代はブスで陰気ないじめられっ子だった設定。

目と鼻を直したら人生が変わったと。視聴者に“整形すればあんなにかわいくなれる!?”と思われたらどうなのか? という気もした。日テレが8話で終わらせたのは、そうした叩かれそうなモロモロへの懸念もあったのでは…という気もする。これも単なる推測だが。

 そうした打ち切りドラマが話題になっていた頃、毎年優れた番組に送られるギャラクシー賞のテレビ部門優秀賞に『鈴木先生』が選ばれたとのニュースが。このドラマ、放送時の平均視聴率はわずか2.1 %だった。
(続く)


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