2012年7月4日
話が戻るが、自分も『家族のうた』は観てなかった。日曜21時は、裏の『ATARU』を。『家族のうた』も何回か録画したが…。観たら、それなりに面白さもある。
主人公が憧れるキース・リチャーズの言葉が引用されてロックな気分が出てたり、浅井健一、遠藤ミチロウ、仲井戸麗市といったミュージシャンがゲスト出演したり。
だが、それ以前に、はっきり言って最初から観たい気が全然沸かないドラマだった。なぜかと聞かれると、うまく説明できないが、何かムサい感じが漂うというか。
途中3%台の低視聴率がニュースとなり、逆に関心を持たれるかと思いきや、数字はまったく上向かず。やはり、多くの人の生理に受け付けないものがあったのだろう。
オダギリジョーは日曜に向かない? 以前、TBSの日曜劇場のほうで長澤まさみとW 主演した『ぼくの妹』も平均7.9%と、この枠で歴代最低視聴率だったし。
そして、同じく8話で終わったのが『クレオパトラな女たち』。美容外科クリニックが舞台で、佐藤隆太演じる主人公の形成外科医は整形に否定的。毎回、“美”を求める女性患者を迎えての葛藤が描かれた。
平均視聴率は7.8%。日本テレビでは「最初から放送回数は決めてない。他の企画との兼ね合い」と、低視聴率による打ち切りとの見方を否定している。確かに今は、このくらいの数字はよくあることだ。
脚本は大ベテランの大石静氏。
最近は『セカンドバージン』『蜜の味』など、際どい作品を手掛けてきた。今回の8話終了について、自身のブログで「この作品は撮影前からくずおれそうなところが多々ありました」と述べている。今回もタブーに触れたところが見受けられて…。
(続く)

戻る