2012年5月22日
嵐の中で「彼氏にするなら?」という問いで、意外と一番名前の挙がる相葉雅紀。
いい意味“無難”なところが、一般女子に高評価のようだ。
一方、リーダーの大野智にはコアなファンが多い。嵐の中でもおーちゃんひと筋! というような。お母さん世代のウケもいい様子。
ライブの映像を観ると、歌もダンスも一番うまい。曲の振り付けも手掛けていて。さらに、イラストやフィギュアと創作活動にも長く取り組み、アート写真集を出して個展を開いたことも。多才だ。
嵐のメンバーの連ドラ主演は、相葉が一番遅くて2009年の『マイガール』。大野はその前年の2008年、『魔王』で初主演。平均視聴率11.4%ながら、主人公の大野は強い印象を残した。日刊スポーツなどのドラマグランプリで、年間主演男優賞を獲得している。
表の顔は弱者を助ける“天使の弁護士”。裏では11年前に刺殺された弟の復讐に人生を賭け、犯人たちを冷徹かつ周到に葬っていくという。大野の氷のようなたたずまいに、引き込まれるものがあった。
その後は『歌のおにいさん』で、バンドが解散して恋人にも振られ、ひょんなことから子供番組で歌うようになった役を。ヒットした『怪物くん』では、怪物界から人間界に修業に来たやさぐれ気味の王子役。
笑顔をキラキラさせる相葉雅紀と逆に、ドラマでの大野には不機嫌なイメージがあった。
そして、放送中の『鍵のかかった部屋』では無表情を極めていて。なのに、視聴者の目を逸らさせない力があるという。
(明日へ続く)

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