2012年4月4日
募集が始まった第37回ホリプロTSC。今回はディズニーとタッグを組み、シンデレラ、白雪姫らと並ぶような“プリンセス”を選ぶ。姫キャラの子、というわけではなく、「内面の美しさと夢を与える力強さを兼ね備えた女性」とのイメージ。
実行委員長の津嶋敬介部長は12年前のTSCで“書類選考ナシで全員と面接”方式を初めて導入して、広島から綾瀬はるかを発掘したが、今回はその形を取らない。
「前回で反省しました」と。
当時の津嶋部長は、自らスカウトした優香がブレイク。
TSCでも「応募写真だけでは、その人の良さは分からない。自分の目を信じて、実際に会って判断しよう」と、全員面接に踏み切った。
申し込み不要で、当日会場に来た全員を審査するので、最初の自己PRは1人30秒ほど。短い時間だが、プロのスタッフが見れば5秒でタレントになれる素材か分かる。
予選参加者の中には、その30秒のために練習を重ね、衣裳を選び、“地元”とはいえ根室から札幌まで8時間かけて出てくるような人もいる。
そんな少女たちを、審査とはいえ一瞬で追い返す申し訳なさ。
それで今回は、書類審査で見極めることにしたという。
また、近年のTSCは合宿を2回行うなど“候補者をじっくり見る”流れがあり、決選大会は9〜10月になることが多かったが、そこも今回は変える。8月中旬に合宿、間を置かず8月下旬に決選大会。
これも12年前の反省を踏まえてのこと。ホリプロ社内で“実行委員長病”と呼ばれているものに、かからないための処置だとか。いったい、どんな“病い”なのか?
(明日へ続く)

戻る