2012年3月12日
最新シングル「GIVE ME FIVE」もミリオンセラーとなったAKB48。これで6作連続。女性アーティストとして、ピンク・レディーの記録を34年ぶりに塗り替えた。
「ブームは今年まで」との声もあるが、この勢いがあと9ヵ月で失われるだろうか。
まあ、渦中にあっては永遠に続くと思えるのが、ブームというものだが。
昨年と同じパターンなら、次のシングルあたりで第4回選抜総選挙の投票券が封入される。
昨年は1位が前田敦子、2位が大島優子と一昨年から逆転。
だが、優子はあいさつでも笑顔を浮かべ、「私たちにとって票数は皆さんの愛です」との名言を残した。
最後も泣きじゃくる前田に「あっちゃんはAKBの顔。笑顔で前を向いてくれてたら、うれしいです」とエールを送り、受け止めるように抱き合った。大人だな…と思った。
ところが、ドキュメンタリー映画『DOCUMENT of AKB48 Show must go on』を観たら、あの後のバックステージが映されていて。
優子は篠田麻里子に抱きつき、堰を切ったように号泣していた。
一方の前田も高橋みなみと抱き合い、再び嗚咽。高橋も「ずっとキツかったんだよな。知ってるよ」と言いながら涙ぐむ…。後で収録されたインタビューでは、前田が「何と戦ってるんだろう…」とつぶやいてたり。
メンバーたちのリアルな感情。
だが、このドキュメント映画では、こんなのは序の口だ。
観て驚いた。
相当踏み込んだ内容になっていて。サブタイトルに「少女たちは傷つきながら、夢を見る」とあるが、この“傷つきながら”が言葉上の比喩ではないというか。感動以上に胸が痛くなった。
(明日へ続く)

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