2012年3月9日
ドラマの形を取りながら、グラビアアイドルのリアルな苦悩を描くように見える『撮らないで下さい!!』。実際どこまで現実なのか。出演者の1人の手島優を別の企画で取材する機会があり、ついでにこのドラマのことを聞いてみた。
「ほぼドキュメンタリー。9割が素です」というのが答え。彼女によると、出演するグラドルたちが面接やアンケートでスタッフに伝えたエピソードを、物語っぽくしたのがこのドラマ。自分の演じた話が自分の体験談ではないにせよ、誰かの実話。逆に、他の出演者のストーリーを観て「毎回感情移入し過ぎて、泣きそうになります」。
尾崎ナナの回では、事務所の月給が8万円となっていたが…。
「全然普通の話。というか“8万円ももらってるんだ”と思いました。私の最初の事務所なんて何千円の世界。しかも急な仕事が入るからって、バイト禁止だったんです」 手島優自身、事務所を移籍しながら波瀾万丈のグラドル人生を送っている。現在28歳。年令の近い杉原杏璃の回には「グラビアもやり尽くしてきて、“この先、脱ぐしかない?”と思う気持ちも分かります」という。
この取材では水着撮影はなかったが、自ら「胸元出しましょうか?」とインナーをはだけて豊満な谷間を見せてくれた。プロだなと。
それにしても。手島優も杉原杏璃も、尾崎ナナや小松彩夏も、みんなかわいい。スタイルも素晴らしい。そんな彼女たちが苦悩するグラビアアイドルの世界。普通の女性として生活してたら、モテまくりで快適な日々を過ごせてたかも。芸能界で大きな夢を見なければ。
人並み外れて美しく生まれたがゆえ、芸能界に足を踏み入れ、果たして幸せなのか? ふとそんなことも考えた。美しくない身には答えは出ないが。
（終わり）
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