2012年1月25日
“日本一スカートの短いアイドル”スマイレージ、“空の旅”がテーマのぱすぽ☆など、多くのコンセプト系アイドルが生まれた現在。“成長期限定ユニット”として学校生活とクラブ活動をテーマにするさくら学院、吉本所属でアイドル50%・バラエティ50%をうたうYGAなど、挙げればキリがない。
そんな中、イチ早くコンセプト勝負に出ていたのが腐男塾(現・風男塾)。元は中野腐女子シスターズ(中野風女シスターズ)のライブの1コーナーに別人として男装して出る、グループ内の企画だったが、腐女子より先にメジャーデビューした。
腐女子シスターズ自体、アニメやコスプレなどのヲタアイドルを集めたコンセプトはあるものの、女性グループが多い中、インパクトに欠ける。そこで“男”という他がマネできない腐男塾の方で行くことに。「男坂」からリリースを重ね、たびたびオリコンTOP10入り。一方、風女シスターズは年末で音楽活動休止を宣言した。
話は逸れるが、男装には面白い効果も。風女シスターズで一番フェミニンなのは元レースクイーンの原田まりるだが、風男塾で一番男くさいのも彼女が男装した流原蓮次。特に上海ライブでは、女性ファンの圧倒的な声援を受けた。中国のファンのネットへの書き込みでは“受”“攻”という字が目につき、“蓮次総攻”とか書かれてたり。BL(BOYS LOVE)的に何となく意味は分かる。
逆に、最年少で一番かわいらしい瀬口かなは、風男塾で男装して瀬斗光黄になると、何かミョーに色気が。男子なのにかわいい、禁断の香りがするというか。
それはさておき、最近はインディーズのライブアイドルまで見渡すと、笑っちゃうようなコンセプトも少なくない。
(明日へ続く)

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