2012年、AKB48の独走は止まるか?(2/6) | Deview-デビュー
2012年1月17日

 2011年の年間シングルTOP5を、すべてミリオンで独占したAKB48。アルバムやDVD、ブルーレイ含むトータルセールスも162.8億円を記録し、2位の嵐を抑えて1位となっている。

 前年の70.9億円から倍増以上。女性グループの年間記録としても、1998年のSPEEDの111.5億円を大きく上回って更新した。

 大島優子は「6年前にAKB48を始動したとき、一寸先は闇だった。こんな記録を出せるグループになれるとは」とコメントしている。

 AKB48人気がなぜここまで大きくなったのか。いろいろ分析されている。CDに関しては、握手券目当ての複数買いの話はさんざん出ていて。実際、売上げ150万枚イコール150万人が買ったわけではない。

 けど単純な話、握手会に行ってみたら分かる。何枚でも買ってメンバーと握手したくなるファンの気持ちは。公演後のお見送りもそう。「ありがとうございました!」と笑顔のメンバー。「頑張って!」とハイタッチしたり、背中を向けて肩を叩いてもらうファンも。ほんの数秒の触れ合いながら、みんな幸せそうな顔をしていて。

 会いに行けるアイドル。状況が大きく変化する中でも、この原点は何とか維持している。 2012年も死角はないのか。懸念があるとすれば、主力メンバーの“高齢化”だろう。

 篠田麻里子25歳、大島優子23歳。そして先ごろ成人式を行った前田敦子、高橋みなみ、柏木由紀、板野友美らが相次ぎ20歳に。制服姿はだんだん厳しくなる。プロデューサー秋元康氏が年末、朝日新聞で「来年はAKBを再生する。批判されるかもしれないが」と発言したのも、ファンの憶測を呼んでいて。

 外に目を向ければ、AKB48に取って替わるアイドルは現れるのか?
(明日へ続く)


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