2012年1月16日
音楽界では過去いくつもの“ブーム”があったが、爆発力と持続力は史上最大では。AKB48。昨年の年間シングルランキングでTOP5を独占。しかも、すべてミリオンセラー。かつて例のない快挙だ。
1位は「フライングゲット」の158.7万枚。女性グループとしては、ピンク・レディーの「UFO」のセールスを33年ぶりに更新して歴代最高。年間3位に入った「風は吹いている」の時点で10作連続1位となり、これもピンク・レディーの持ってた記録を抜いた。
数字の話を続けると、年間TOP5独占は、 ピンク・レディー(1978年)、光GENJI(1988年)、嵐(2009年)が達成したTOP3独占を塗り替えたもの。年に5作のミリオンは、B'zとMr.Childrenが共に1995年に打ち立てた4作を上回った。全体的にはCDの売上げが落ちている時代の中で。
しかも、AKB48は一昨年も年間1・2位ほか、TOP10に4作を送り込んでいる。そこからさらなる上積み。ピンク・レディーなどがピークは1年だったのを考えると、ダントツ状態を2年続けたのはすごい。
年間2位の「Everyday、カチューシャ」は第3回選抜総選挙の投票券付き。“推しメンに複数投票するためのまとめ買い効果”も言われたが、次の「フライングゲット」は売上げで上回り、もはや基礎的な人気だけでこのレベルと実証。
“じゃんけん選抜”による「上からマリコ」もミリオンで年間4位。センターを神7の1人・篠田麻里子が務めたとはいえ、前田敦子や大島優子ら抜きでもこの数字。これもまた磐石な人気を裏付けている。
果たしてこのブーム、2012年も続くのだろうか。
(明日へ続く)

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