2012年1月13日
テレビに復帰後、レギュラーは『怒り新党』1本の夏目三久だが、11月にはTBSの『王様のブランチ』にゲスト出演。「タレントの夏目三久さんが来てくれました〜!」と、大物のような出迎え方をされた。出水麻衣は「この局で会えるとは」と興奮気味に。
そこまでの人になってたっけ? とも感じたが、その後『はなまるマーケット』『ぴったんこカンカン』とTBSの番組に立て続けに出演。『ブランチ』に出演した際、各番組のプロデューサーが列を成して挨拶に来てたのだとか。
夏目は今、事務所に所属してないフリー。タモリらの田辺エージェンシーがマネージメントしてるとの話もあるが、公にはマネージャーもいない状態で、出演交渉は『怒り新党』が窓口に。TBSほか他局のプロデューサーがテレ朝スタッフにオファーする、ヘンな事態になっていた。
知ってれば直接彼女の携帯にかける手もあるが、古巣の日テレからのオファーは門前払いしてるとの噂も。確かに、今さら彼女を使おうというのも調子いい。いずれにせよ、夏目の商品価値は上がった。
過去、局アナからフリーに転身した人気女子アナは、高島彩らのように他局やCMのオファーが見込める立場で円満退社の形を取ることがほとんど。夏目のように社内でもまだこれからの若さで、飛び出すようにフリーになったのは異例だ。しかも、スキャンダルが原因で。
しかし、彼女は成功をつかみつつある。スキャンダルは局アナとしては痛手でも、タレントとしてはいいネタ。芸能界とはそんなところだ。今の彼女に出演オファーが相次いでるのも、自前の局アナにはない匂いを『怒り新党』で感じてのものだろう。
視聴者にしたら、テレビで“いい子ちゃん”ばかり観てもつまらない。極論すれば“ヤバイ人”のほうが観たい。自分が直接関わらないなら。かと言って、スキャンダルを起こせばいいわけでは、もちろんないが。
(終わり)

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