2012年1月12日
『怒り新党』での夏目三久のポジションは進行役。視聴者からの怒りの投書を読み、マツコ・デラックスと有吉弘行に振る。2人の下ネタを交えたトークに、困ったような笑顔を浮かべてニコニコしてることが多い。
時には2人から話を振られて自分の意見を語ったり、イジられて天然でボケたり。まあ、特別なことはしてない。でも、この番組でマツコと有吉の相手をするのに、彼女ほど適任な女子アナはいない。
前述の通り、『怒り新党』は毒の気配を楽しむ番組だ。マツコも有吉も、こんなタイトルなのに意外と怒らない。でも、毒が爆発しそうな気配は常にある。そして夏目三久にも、毒の気配がちょっとある。
初回の放送では、マツコが例の写真の話を持ち出そうとしてピー音が入ったりもしていた。どのみち彼女がそんな話をするわけがない。ないのだが、あの写真のイメージがあるだけに、清楚に見える(実際に資産家の令嬢)彼女が何か際どいことを言うのでは…との期待がある。“期待”っつーのも何だが。
一度、有吉に「日テレでは上層部にうまく取り入ってたんだろう?」とツッコまれ、「そんなことができてたら、今こんなところにいませんよ!」と返して、毒の片鱗を見せたことも。
清廉潔白な女子アナに、このポジションは担えない。前田有紀でも竹内由恵でも、担当すれば表面上は変わらないだろう。だが夏目三久には、マツコ&有吉と対峙する危うい気配が微量ながらある。実際危ういことにはならなくても、その気配に意味があるのがこの番組。日テレ退社に追いやられたスキャンダル写真のお陰で。“お陰”っつーのも何だが。
そんな夏目三久が今、業界で引く手あまたなのだとか。
(明日へ続く)

戻る