無名で7年、いきなり脚光を浴びる女優(2/4) | Deview-デビュー
2011年12月19日

 ドラマを観れば当然、主役やヒロインに目が行くが、脇役ながら何か光って気になる新顔を見つける楽しみもある。

 『涙をふいて』でセーラー服の中学生役だった上戸彩、『君はペット』で松本潤とキスシーンがあった石原さとみ、『電車男』で電車男の妹役だった堀北真希…。そう出番が多かったわけでもないけど、つい目を奪われ、出てくるシーンが楽しみだった。

 最近だと『GOLD』で高飛び込みの選手役だった武井咲。水着姿も披露してスレンダーなスタイルも見目麗しく。彼女のドラマでの水着は、もはやレアなお宝かも。

 今回のクールでも、そういう存在はいる。『蜜の味』で、カン高い声でしゃべる中国出身の医師ライライを演じる木村文乃。今年に入り、桑田佳祐と雨宿りするNTTドコモなどCM4本に立て続けに出演して、脚光を浴びている。

 CMの印象では清楚な正統派美人。だが、『蜜の味』ではいかにも中国人っぽい、グイグイ前に出る女性を好演している。

 ただ、24歳の彼女は新人ではない。広く知られたのは最近だが、デビューは7年前まで遡る。自分も当時取材したが、その後はほとんどメディアで見掛けなかった。今年CMに出だした頃に久々に名前を見て、“まだ芸能界にいたんだ”と思ったのが正直なところ。木村佳乃と似た名で覚えていたが、そうでなければ名前も忘れていたかも。

 一気に映画、ドラマと露出が増え、7年分を1年で取り戻してる感じだが、去年までの“空白”の期間、彼女は何をしていたのか。
(明日へ続く)


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