2011年12月14日
『ここが噂のエル・パラシオ』に出演している愛川ゆず季は、バスト100p。リングコスチューム姿で揺れる胸は眼福。新人レスラー役の中村静香も86。こちらは体操服にブルマのコスプレ衣裳でリングに上がり、これまたなかなか♪ フィギュアスケーターの澤山璃奈は全裸でドロップキックをするシーンもあった。隠すところは隠しつつだが、やはり体のラインがきれいで。そんなお色気も深夜ドラマならではのお楽しみ。
とはいえ、そこだけに留まらないのが『エル・パラ』。体力派女優たちが自らの肉体を駆使するプロレスシーンは、俄然熱を帯びる。
2話では武田莉奈演じる空手出身レスラーが、エースの愛川ゆず季と戦う場面があって。空手で実績を持ちながら、リングでは人を蹴るのが怖いのか空手技を出さず、練習でも寸止めになってしまう武田。それがチケットを売るために盗撮をしていた下僕の航平にキレて、リングで彼を蹴りまくる。
そこに割って入る愛川。武田の蹴りをガンガン受けながら「そんなものかよ」と殴り返していく。この応酬! “プロレスとはこうあって欲しい”と思う理想があった。相手の技を防御する格闘技と違い、真っ向から受けてやり合うのがプロレス。サトエリにも「痛かろうが怖かろうが向かっていくのがレスラーだ」との台詞があった。
そのスピリットを深夜ドラマで観られるとは。それを可能にしたのは、実際にプロレスラーでもある愛川と空手二段の武田の肉体のリアリティ。単に人気のある女優やアイドルを使ってたら、表現できなかった世界だ。
プロレスファンとしての感想かもしれないが、番組HPのBBSには「何だか分からないけど面白い」との書き込みも。『アメトーーク!』の越中詩郎大好き芸人と同様、得体が知れなくても熱は伝わるのだろう。
他にもこの秋、深夜にチャンネルを合わせたくなるドラマがあって。
(明日へ続く)

戻る