韓国人女優が持つ日本人女優にないもの(2/2) | Deview-デビュー
2011年11月28日

 日曜9時に『南極大陸』の裏で放送中の『僕とスターの99日』。キム・テヒ演じる韓国のトップ女優が日本のドラマに出演するために来日。滞在中の99日間、西島秀俊の演じる警備会社社員がボディガードを務める話。ありがちでマンガ的なコメディだ。

 だが、ストーリーはどうでもいい。キム・テヒを鑑賞することのほうが意味がある。『南極大陸』について、朝日新聞の放送記者座談会で「キムタクのPVみたい」と言われていたが、こっちこそキム・テヒのPV。その作り方で正解だと思う。

 韓国ではかねてから大人気の女優。個人的には昨年日本で放送された『アイリス』で知り、一発でヤラレました。美しいだけでなく、ソウル大学卒業の才媛。とにかく彼女を見てると、うっとりしてしまう。これが日本の女優にないところ。

 彼女と同世代のアラサー女優は、日本だと仲間由紀恵、広末涼子、竹内結子ら。「きれい」「素敵」とは思っても「うっとり」にはならない。さらに若手の綾瀬はるかや石原さとみらだと、まだ「かわいい」って感じだし。だったら「きれい」の要素を高めれば「うっとり」になるかというと、逆にかけ離れる。たとえば柴咲コウや黒木メイサ。確かにきれいだけど、美術品を眺めるようで心は弾まない。男子的には。

 キム・テヒは「きれい」だし「かわいい」とも思うが、その括り以上に「うっとり」。“日本人女優にはない”と書いたけど、民族の問題ではなく、彼女個人の特性かもしれないし、単にこちらの好みかも。そんな個人的趣味をここで書いても意味ないから『アイリス』のときは触れなかった。と言いつつ、今回は書いてしまいました。すいません。

 ただ、ヨン様からグン様に至るまで、男性韓流スターに向けられる日本人女性の視線も「うっとり」なのでは。やはり韓国タレントは何かそういう成分を持ってる気がする。
(終わり)

 
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