2011年11月11日
AKB48のお姉さんユニットで、20歳以上のメンバー39人が在籍するSDN48が、来年3月31日のさよならコンサートを持って、全員卒業すると発表された。新メンバーで再始動するのかもしれないが、現在のSDN48は事実上、解散となる。
いきなりの発表にファンの衝撃は大きく、「ちゃんと理由を知りたい」「リストラか? ひどい!」といった声が寄せられた。それはそうだろう。AKBと比べたらアレだが、シングルは連続TOP3に入り、『眠眠打破』CMでも注目され、“大人のアイドルグループ”として独自のポジションを築きつつあったのに、ここで解散とは。
SDNのメンバーは元AKB勢、他で芸能活動してきたタレント、社長秘書やデパガなどからの転身組と混在してるが、芸能界で他に居場所がなかったり、20歳を過ぎて“最後のチャンス”と賭けていたメンバーが多い。それだけに、いきなりハシゴを外される形の解散に、ファンが“ひどい”と感じるのはもっともだ。メンバーたちの心情を思えば。
夏に取材したとき、元AKBで28歳の大堀恵は「私は引退するときはSDNのステージを最後にします」と話していた。なのにSDN のほうが先に幕を閉じることに。
解散発表後のブログをのぞくと「ずっしり胸にきました」「半年後には1人で立ち上がらなければ」「負けないよ!負けない!」などと綴られていた。他のメンバーのブログも同様。中学を卒業して上京しながら、SDNに入るまで芽が出なかった梅田悠は「絶対に絶対に(と7回繰り返して)あきらめません」と。
彼女たちの健闘を祈りながらも感傷的な気分になってしまう。だが冷静に考えれば、この解散は止むなし…とも思えてくる。
(明日へ続く)

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