朝ドラで新人抜擢をやめたNHKへの注文(3/5) | Deview-デビュー
2011年10月28日

 中高生が主人公の学園ドラマがめっきり減った。だから、この世代の若手俳優・女優が出ていく場はなかなかない。

 そんな中、前クールで『金魚倶楽部』というドラマがNHKで放送されていた。『世界弾丸トラベラー』などの裏に当たる土曜23:30〜で、視聴率は毎回2%台だったから、知らない人が多いだろう。『ケータイ発ドラマ』の第2弾。といっても第1弾は昨年4〜5月の放送で、随分と間が空いた。

 主人公の柊ハル役は入江甚儀。中学生のときに研音のオーディションに合格して、所属3日後にドラマ『絶対彼氏』で初レギュラーが決まった逸話を持つ。

 続けて『正義の味方』に出ていた頃にインタビューした。共演する志田未来について「あんなにかわいい子は中学にいないでしょう? 普通にドキドキしない?」と聞いたら、「皆さんかわいいですけど、そう思ったら負けだと思うので」と話していたのが印象に残っている。前クールでは『IS』にも福田沙紀の親友役で出演していた。

 そしてヒロインの春川ことを演じたのが、中3の刈谷友衣子。初のメインキャストだった。代々木ゼミナールの広告モデルを務め、顔ドUPのポスターに見覚えある人もいるはず。

 さらにハルの同級生役に、EXILEの事務所の養成所出身ユニットFLOWERのリーダーでもある水野絵梨奈と、アミューズのオーディションに入賞した吉沢亮という美少女&美少年を。このフレッシュなキャストによる『金魚倶楽部』は、清々しいドラマだった。
(明日へ続く)

 
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