元祖アイドル声優の再スタート(3/5) | Deview-デビュー
2011年10月6日

 90年代後半の声優ブームの中心だった声優たちは、ブームの中で活動のスタンスをそれぞれ変えていったが、ニュートラルに声優業と音楽活動などを平行させてたのが國府田マリ子。

 ただ彼女も一時期、実写映画『Looking For』に主演したり(相手役は売れっ子になる前の大森南朋)、深夜ドラマ『せつない』にDJ役でレギュラー出演したり、メジャー化を図っていたフシもある。

 そんな中“アイドル声優”のスタンスを崩さなかったのが桜井(櫻井)智だ。
というより、彼女は元々レモンエンジェルという3人組アイドルユニットでデビュー。
このユニット自体がエッチ系アニメのイメージキャラだったが、イベントのステージではパンチラならぬ“パンモロ”が頻繁に飛び出し、カメラ小僧に大人気だった。

 解散後、近年の『マクロスF』まで続く『マクロス』シリーズの『マクロス7』でヒロインを演じるなど、本格的に声優に転身してからも、ライブや舞台の他にファンとのお茶会を開いたり、最近の“会いに行けるアイドル”ばりの活動をしていた。
現在のアイドル声優に直結する雛型となったのが、彼女だと思う。

 2001年に結婚。2児をもうけ、この10年は声優活動をセーブしていたが、今年40歳になると同時にデビュー25周年。
記念アルバムを出し、誕生日の9月10日に久々のライブも開催。これがまた感動的なものだった。
(明日へ続く)

 
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