2011年10月4日
日本武道館といえば、アーティストにとって“聖地”といわれる場所。
ここでのコンサートを目標に掲げる人も多い。
1万人規模の客席を埋めるには、かなりの動員力が必要。
実際、開催したものの寂しい入りとなることもあって。
先日そんな武道館を、ファンクラブイベントの会場として使用したアーティストがいる。
声優の水樹奈々だ。
多くの歌い手たちの憧れの場所を、自前のファンクラブ会員だけで満パイに。というより、会員が1万2000人以上いて、武道館でやらざるを得なかったという。
過去にはここで3DAYSライブを行なったこともあり、西武ドームも埋め、12月には東京ドーム2DAYSも決まった彼女だから不思議なことではない。
アルバム、シングル共にオリコン1位になり、紅白歌合戦にも2年連続出場しているのだし。
とはいえ改めて考えると、イチ声優アーティストの彼女がこれだけメジャーな存在になるとは、少し前には誰も予想してなかった。
彼女に続き、武道館には田村ゆかり、堀江由衣、坂本真綾、スフィア、茅原実里…と声優たちが相次ぎ進出している。
水樹奈々がシーンを引っ張り、道を開いたのは大きい。
だが、彼女の切り開いた道があって後続の声優が歩きやすくなったように、水樹自身もゼロの土壌から1人でここまで来たわけではない。
やはり先に歩んだ声優たちの奮闘を受け継いでのものだった。
(明日へ続く)

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