2011年9月28日
震災のため、今年の開催が見送られた
「全日本国民的美少女コンテスト」。
米倉涼子や上戸彩、そして最近人気の武井咲らを輩出したことで知られるが、初代グランプリが後藤久美子だと思ってる人が、年が行ってる業界関係者でも結構多い。
ゴクミは12歳ごろからテレビに出始めて“国民的美少女”と呼ばれるようになったが、「国民的美少女コンテスト」出身ではない。
彼女の人気を受けて始まったのがこのコンテストで、当人はイメージキャラクターというポジションだった。
では誰が初代かというと、当時14歳の藤谷美紀。
古い話で恐縮だが1987年のことで、彼女は翌年に歌手デビューしている。
1stシングルは「転校生」。
引っ越して新しい学校に馴染めずにいる頃、前の学校で好きだったけど話もできなかった男子から手紙が来て、想いを告げられる…という曲だ。“もう会えないけど/それは勇気をくれる”と歌っていた。
彼女自身、芸能活動のために地元・名古屋から上京。心境的にダブル部分があったかも。
引っ越しても引っ越さなくても、アイドルとしてデビューするうえで何らかの別れはつきもの。
前述の歌詞は裏返せば“勇気はくれるけど、もう会わない”との決意でもある。
恋愛禁止のアイドルなら、つき合ってる人がいても別れないといけない。
すべてを思い出の中にしまって新しい道へ…と昔は切なくも美しく旅立てたが、最近のアイドルは思い出のプリクラがネットに流出して、謹慎になったりするから大変だ。
(明日へ続く)

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