夏の終わりのアイドルフェスで見えたもの(3/5) | Deview-デビュー
2011年9月22日

 去年のTIFにも50組近いアイドルが参加したが、動員はアイドリング!!!、次いでももいろクローバーが飛び抜けていた。
この2組がステージやサイン会に出ている時間帯は、裏の他のアイドルのステージの入りが寂しかったり。

 だが今年は、アイドリング!!!や初参加の真野恵里菜はもちろん、ぱすぽ☆、SUPER☆GiRLS、東京女子流、さくら学院といったところが、2000人ほど入るメインステージをギッシリ満員にした。

 真野以外は去年も出演しているが、スパガやさくら学院は結成間もない頃。
今回“成長期限定ユニット”さくら学院のステージで、生徒会長の武藤彩未が「去年は1曲しかできなかったけど、今年は皆さんのおかげでこんなにたくさん歌えました」と話していたように、スキルアップも大きい。
AKB48が頭上をガンガン行く下で、シーン全体の底上げも、この1年で確実にされていた。

 中でも、デビュー曲オリコン1位のぱすぽ☆のステージはやはりすごい。
ロックチューンに乗りフォーメーションが激しく入れ代わり、縦横無尽に繰り広げるダンス。
コンセプトのCAにちなんでキャリーバッグを使う“コロコロダンス”も披露し、観る者を引き込む。
ももクロが去年、派手なパフォーマンスでステージに出るたびファンを増やしたのと同じムードを、今のぱすぽ☆に感じた。

 ライバル格のSUPER☆GiRLSは12人のメンバー1人1人に存在感がある。
端的に言えばみんなかわいいということだが、年令も幅広く個性も様々。
いい意味で溶け合ってない。
妹系で萌え声の前島亜美とハスキーボイスの溝手るかのヴォーカルが共存してたり。
ぱすぽ☆がミックスジュースなら、スパガは素材のままのサラダといったところか。

 だが、メインステージでのパフォーマンスで、さらに目を引いたグループがあった。
(明日へ続く)

 
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