シリーズ化するべきドラマ(1/5) | Deview-デビュー
2011年9月5日

 気がつけば、もう9月。
7月にスタートした連ドラもクライマックスに入る。このクール、AKB48のエース前田敦子が主演する『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス2011〜』の、2話以降は視聴率8%にも届かぬ低迷が話題になるが、見渡せば他のドラマもおしなべて不調だ。

 『イケパラ』と同じ男装モノで韓流ヒット作のリメイクの『美男(イケメン)ですね』も1ケタが続く。フジ月9『全開ガール』や定番化をうかがう『チームバチスタ3』も10%台前半をウロチョロ。前クール、同じ時間帯の表と裏で共に最終回は20%を越えた『JIN−仁−』や『マルモのおきて』を観ていた人たちは、どこに行ってしまったのだろう。

 そんな中、とりあえず8月まで平均視聴率トップなのが『絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜』。と言っても13%台に過ぎないが。上戸彩が新人刑事を演じるこのドラマは、昨年放送された『絶対零度〜未解決事件特命捜査〜』の続編。個人的にはかなり期待していた。

 安定志向でヒット作の続編が目立つ最近のドラマにあって、『絶対零度』前作の平均視聴率は14.4%と、特別高くはなかった。しかも初回18.0%だったのが下降線を描き、最終回は12.8%まで落ちた。続編が作られるレベルかと言ったら、微妙なところ。

 だから続編をやると聞いたときは意外だったが、“よくぞ!”と思った。視聴率はともかく、内容がすごく良かったから。
(明日へ続く)

 
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