よしもと所属のアイドルグループ(2/5) | Deview-デビュー
2011年8月30日

 AKB48は「会いに行けるアイドル」が元々のコンセプトだったが、後発グループは多かれ少なかれイベントや握手会を行い、「会いに行ける」のはもはや特徴でなく前提。
そんな中で、他のグループと違う特色をどう出すかを、競い合う構図になっている。

 AKBを追う一番手ももいろクローバーZは、当初のコンセプトの“和風”はどこかに行き、メジャーデビュー曲「行くぜっ!怪盗少女」でエビ反り、側転に馬跳びまで繰り出し、アクロバティックなダンスが売りに。

 さらに、メンバーが1人抜けるとZを付けて改名したり、忍者や戦隊ヒーローに扮したり、次々とサプライズを仕掛けてくる。
前に書いたがスタッフがプロレス好きで、こうしたストーリー展開はプロレス的だ。

 5月に女性グループ初のデビュー曲初登場1位となったぱすぽ☆は、“空の旅”がコンセプトで名前はパスポートに由来し、衣裳はCA風。
メンバーを「クルー」、観客を「パッセンジャー」、ライブを「フライト」などと呼ぶのはお馴染みになってきた。

 この手のコンセプトものでは、風男塾(腐男塾から改名)がいち早く“男装”を打ち出していた。
さくら学院、私立恵比寿中学などは“学校”スタイル。
さらに、カフェ店員で結成したアフィリア・サーガ・イーストは“魔法学院”ということになっていて、メンバーは中等部、ファンは高等部というお約束。
ライブなどでは観客を「先輩」と呼ぶ。

 アイドルの本家ハロー!プロジェクトでも、スマイレージが「日本一スカートの短いアイドル」をキャッチフレーズに美脚押し。
先日はサブメンバーとして5人の増員も。
逆に、エイベックス初のアイドルオーディションから生まれたSUPER☆GiRLSは奇をてらわず、正攻法で正面突破を図っている。

 そんな中、ある意味最も特色が際立つのが、吉本興業所属のYGAだ。
(明日へ続く)

 
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