テレビ東京の存在価値(3/5) | Deview-デビュー
2011年8月17日

 平均視聴率2.16%とテレビ東京の人が頭を抱えたに違いない『鈴木先生』が、放送批評懇談会のお偉いさん(?)が選ぶギャラクシー賞で、6月度の月間賞を受賞した。
4本のうちの1作。
同時に選ばれたのはNNNドキュメント『畳の上の警告〜続発する柔道事故と中学必修化』(テレビ信州)などで、ドラマは『鈴木先生』のみ。

 4・5月と同クールを遡っても、NHK福岡開局80周年記念ドラマという『見知らぬわが町』が唯一名を連ねていただけ。『JIN』も『マルモ』もない。

 ちなみに、昨年度の年間大賞もNNNドキュメントで『夢は刈られて 大潟村・モデル農村の40年』(秋田放送)。
優秀賞で『イケパラ』主演の前田敦子がロボットを演じた『Q10』が選ばれている。
一般投票による「マイべストテレビ賞」では『フリーター、家を買う』がグランプリ。

 とツラツラ並べてみたが、要は視聴率や話題性に左右されず、質的に高い作品を評価しよう…との趣旨らしい。
『鈴木先生』始め受賞作の講評が『GALAC』という雑誌に出てるそうだが、一般書店で見掛けないので、何て書いてあるか読んだ方は教えてください。

 何にせよ、じゃあ『鈴木先生』は玄人受けだけのドラマだったかといえば、そうとも言えない。
GyaO!の見直し配信で上位に入り、有料配信では国内ドラマ部門の1位になったりもしている。
なのに視聴率は2%。いくら何でもなこのギャップはいったい…。
(明日へ続く)

 
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