2011年8月15日
サッカー女子ワールドカップで世界一となったなでしこジャパンに、国民栄誉賞が贈られる。
彼女たちにはどれだけ称賛を送っても足りないと誰しも感じるところだが、この賞はどうなのか。
マリナーズのイチローは二度に渡り受賞を打診されて「まだ現役だから」と辞退した。
なでしこたちもまだこれから。この時点で重しを掛けなくても。
国民栄誉賞を贈られた人、贈られなかった人の違いを解説したテレビ番組もあった。
野球のWBCで同じく世界一になった侍ジャパンは受賞しなかったが、なでしこは震災後の日本に勇気を与えたことがポイントだと。
シドニー五輪で金メダルを獲ったマラソンの高橋尚子に贈られ、柔道で金の田村亮子は逃したのは「陸上で初」が大きかったとか。
スポーツの分野ではないが、国民栄誉賞に関して自分がかねがねオカシイと思ってたのは、『サザエさん』の長谷川町子氏に贈られ、手塚治虫氏が受賞してないのはなぜ?
『サザエさん』はもちろん国民的アニメ。
しかし、日本にこれだけマンガやアニメが根付いた源流は手塚氏。
とり立ててファンではない身でも、それは明白な事実として分かる。
『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』などは当時、日本中の子供をとりこにしたのではなかったのか。
てな話を知り合いにしたら、こんな説明をしてくれた。
「手塚治虫は共産党を支持してたから」。…アホらし。
ちなみに、なでしこ栄誉賞でメディアが持ち切りだった日、福島第一原発の敷地内で毎時10シーベルトという致死量越えのとんでもない放射線量が計測されたニュースが、隅に追いやられた。何か俺らダマされてないか?
前置きが長くなったが、賞といえば最近、テレビ関係でちょっと驚いたことがあった。
(明日へ続く)

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