美少女だけど野性児(4/4) | Deview-デビュー
2011年8月12日

 鳥取在住のリハウスガール・山本舞香は特技が空手だが、中学でソフトボール部に所属。
普通タレントは事務所に入った時点で、日焼けを避けるように言われるが、彼女の事務所は外で練習する部活に口を挟まない。
もともと地黒ということもあるのだろう。

 それもあって、彼女には美少女ながら“野生児”的なたたずまいが漂う。
中学には自転車で20分かけて通っているそうで、夏場はセーラー服が汗だく。
ヘルメットの頭の中が蒸れるとか。

 朝はちょっと寝坊すると遅刻しそうになるため、ごはんを食べる時間がない日も。
「パンを自転車のカゴに入れて、こぎながらかじって行きます」。
その姿を想像するとおかしいが、野生児らしくもある。

 毎年、何人もの美少女がデビューする芸能界。
1人1人がビックリするほどかわいいし、普通に学校にいたら確実にホレてまう。
だが、芸能界ではそれがスタンダード。
多くの美少女がそこそこのポジションより上には、なかなか行けずにいる。

 そんな世界で山本舞香は、美少女たちがひしめくのと違う場所に、突然1人ポンと現れたというか。
他の洗練された子にない、土が付いたままの感じ。
それが良い。
これから売れてきたら上京するのだろうが、この土っぽさは失わないで欲しいと思う。

 ちなみに『それでも、生きてゆく』ではそんな出番が多いわけではないが、15年前の幼女殺しの背景は謎のまま。
今後それが明らかになるにつれ、回想シーンも増えて…となればいいのだが。
(終わり)

 
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