2011年8月3日
オリコン1位を獲れなかったらブルマで公演――と掲げていたNMB48のデビューシングル「絶滅黒髪少女」が見事1位となり、ブルマ公演を回避。発売前、実はスタッフも「1位はムリでしょうね」と話していた。
同日にリリースする東方神起に勝てないだろうと。でもまあ、ブルマ公演をやれば話題になるし、ファンもそのほうが喜ぶし(?)…という戦略。
実際デイリーチャートでは初日に1位となるものも、後は1回返り咲いただけで東方神起の後塵を拝する日がほとんど。
ところが週間の集計では1位になっただけでなく、初週の売上げ21.8万枚と、女性アーティストのデビュー曲では歴代1位の記録となった。
それまでの記録はドラマ主題歌だったKaoru Amane(沢尻エリカ)の「タイヨウのうた」で15.0万枚。
以下、内田有紀、広末涼子と一世を風靡したアイドルのデビュー曲より、NMBは上を行った。この記録はグループ出身でのソロ、ユニットデビューは除外してのものだが、1ヵ月の前田敦子のソロデビュー曲「Flower」でも17.7万枚だったから、どれだけすごい数字か分かるというもの。
ちなみに、女性グループのデビュー曲初登場1位は、5月のぱすぽ☆に次いで2組目だが、ぱすぽ☆の売上げは4.3万枚に過ぎなかった。
長い予約イベントと熱いファンの後押しの成果はありつつ、翌週にはいきなり100位圏外に消え、1位作品の急降下の記録も作っている。
それはともかく、NMB48は結成が昨年10月。公演を始めたのも今年1月で、まだ半年しか経ってない。
AKB48の妹分としてブームの下地があったとはいえ、いきなりこれだけの数字を残した背景には、秋元康氏がオーディションで選んだメンバーの絶妙な構成がある。
(明日へ続く)

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