2011年7月7日
日々いろいろなことが起こる芸能界で、いささか前の話になってしまったが、俳優の児玉清さんが亡くなった。
36年に渡って司会を続けた『パネルクイズ アタック25』の司会でもお馴染み。
個人的には、日テレ土曜9時のドラマの前に流れるミニ番組『ワーズハウスへようこそ』で、孫娘が日本語の間違った使い方をするとクシャミが止まらなくなるおじいちゃんの印象が強い。
毎週ドラマの前に何気なく観ていただけだが、『高校生レストラン』の前には草刈民代演じるお母さんに代わっていて、亡くなったことを実感した。
悲報に際し、ものまねをしていた博多華丸ら多くの芸能人がコメントを寄せたが、引っ掛かった発言がひとつ。
葬儀に出席した谷原章介から出た、『王様のブランチ』の司会を引き受けるに当たり後押しをしてもらった――というもの。
「司会をやると役者としての軸がブレるのではと悩んでいたとき、『広く一般の人に観てもらうのが役者の仕事』と言われ一歩踏み出せた」
谷原は2006年のドラマ『トップキャスター』で児玉さんと共演、翌年から『王様のブランチ』の司会を務めている。
この人気番組出演に当たり、悩んでいたのだろうか。
司会業自体は深夜帯ながら、すでに『カミングダウト』や『ニューデザインパラダイス』で務めていた。
当時、事務所スタッフからも「谷原を司会者としても売り出していきたい」と聞いていた。
(明日へ続く)

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