K-POPアイドルと日本語(1/1) | Deview-デビュー
2011年6月28日

 少女時代のアルバム『GIRLS’GENERATION』がオリコン1位となった。韓国女性グループでは史上初。初週セールス23.2万枚は海外アーティスト歴代最高。

 少女時代にしてもKARAにしても、K-POPアイドルについてかねがね疑問がある。なぜ彼女たちは日本語で歌うのだろう? もちろん、日本の音楽市場では日本語のほうが受け入れられやすいからに違いない。

 だが、たとえばレディー・ガガが日本発売のCDだけ日本語で歌ったりするか? するわけないし、仮にしても聴きたいだろうか?

豆知識を言うと、かつてクイーンが日本だけでシングルカットした「手をとりあって」という曲は、サビの一部が日本語。日本びいきはうれしいが、音楽としては正直、カタコト具合が間の抜けた感じがする。

 少女時代やKARAが歌う日本語も流暢ではない。同じ曲でも、オリジナルの韓国語版を聴くと遥かにカッコよく聞こえる。気持ちもより入って…と感じるのは当然か。

 韓国アイドルはもともと、国内の市場規模の小ささゆえ、最初から海外進出を視野に入れ、語学の習得にも意欲的と聞く。

BoAや東方神起は日本デビュー当初から通訳なしで話していたし、少女時代にも話せるメンバーがいる。自分がハングルを習うことを考えたら、本当に頭が下がる。

 それはテレビ出演などで生きるが、音楽はむしろ韓国語で自然に歌ってくれたほうがクオリティが上がり、より魅力が伝わるのでは。欧米のポップスはそうしてるのに、韓国アーティストだと日本語になるのは、どうも解せない。

(終わり)


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