2011年6月23日
去年のAKB48選抜総選挙で、不動のエース前田敦子を破り1位となった大島優子。
この結果さらに知名度と人気を上げ、前田との2トップ体勢が出来上がった。
総選挙がなければエースと2番手の関係は動かなかったはずで、最大の成果だろう。
去年の1位は大島推しの他に、「前田がセンターでないAKBを見たい」という票も集めてのものだったが、今年はニュートラルな勝負。
軍配は前田に上がったものの、2位大島の得票も12万票越えで、1位になった昨年の実に4倍近く。
開票イベントでは、司会の木佐彩子に「あえて言わせてください。おめでとうございます」と声を掛けられ、ニッコリうなずいてた。
そして、マイク前に立ってスピーチ。その第一声は
「第三者はいろんなことを言います。1人何枚も(投票カード入りCDを)買って選挙と言えるのかと。ですが、私たちにとって票数は皆さんの愛です」というものだった。
確かに今回の総選挙に当たり、投票カード封入の「Everyday、カチューシャ」を1000枚買っただの、2000万円注ぎ込んだだのという猛者の話がよく出た。
ネットに“証拠写真”が上がってたり。いわゆるAKB商法。批判の声もあり、『とくダネ!』で小倉智昭が「これじゃ金権選挙ですね」と揶揄した。
このシングルは発売1週目で133.4万枚を売り上げ、ミスチルの「名もなき詩」を抜き史上最高記録となった。
これでミスチルと並べるのは…という違和感はある。うまいビジネスモデルだとも思う。お金が絡むから生々しくはなる。
だが大島優子の言う通り、ファンにとってこの大量買いは“愛”以外の何物でもない。
(明日へ続く)

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