2011年6月17日
アイドル戦国時代の中、AKB48を追う一番手となった感のあるももいろクローバー。
現在はももいろクローバーZと改名したが、4月10日の中野サンプラザでサブリーダーだった早見あかりが脱退した。
「私はアイドルに向いてない」と、女優を目指すために。
ももクロがこれからという時期だけに、脱退を発表したイベントの帰りの車中では、リーダーの百田夏菜子が「ふざけんな!」と、涙の大激論になったそうだ。
でも最後に、あかりんが「グループをやめても親友でいてくれる?」と聞いたら「当ったり前じゃん!」と言われた…といった感動的な逸話が、サンプラザのステージでたくさん語られた。
冒頭で「自分で言い出したことだけど、この日が来なければいいと何度も思った」と語ったあかりん。後で聞いた話だと、ステージに出る前はメンバー全員泣いていたとか。だが、ステージに出たら「最後だからこそ笑って終わりたい」と。
その言葉通り、涙は流しながらも最後まで笑っていたメンバーたち。泣き虫キャラの玉井詩織が「あかりんを不安にさせたくないから、泣きたいけど笑います!」と言うのを聞き、こっちが泣きそうになった。
最後は広いサンプラザで、あかりんはあえてマイクを使わず地声で「今までありがとうございました!」とステージを去った。
青春映画のフィナーレのようなラストシーン。
同時にこれは彼女の旅立ちでもある。彼女もアイドルグループNo.2から、女優として成功するだろうか。
(明日へ続く)
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