2011年6月14日
先月、女優で元キャンディーズの田中好子さんが55歳でガンのため亡くなった。
キャンディーズ時代の映像がテレビで流れ、過去に発売されたベスト盤がオリコンデイリーチャートで4位まで上昇したりも。
自分はキャンディーズ直撃世代ではないが、今聴いても、その楽曲はクオリティが高いと思う。
特に「春一番」「その気にさせないで」「わな」など、マイナーコードの塩加減が絶妙。
これらはいずれも穂口雄右という人の作・編曲。
さほどスポットライトは当たってないが、近年なら小室哲哉やつんく♂に当たる存在となっていたかも。
それはさておき、キャンディーズは田中さんがセンターでデビューしたがヒットが出ず、伊藤蘭さんをセンターに替えた「年下の男の子」でブレイクしたのは有名な話だ。
冒頭で触れたアイドルグループに限らず、基本前に出たい人が集まるのが芸能界。
キャンディーズには確執は聞こえず、田中さんの死去に際し、ここに至るまでの3人の絆の強さが伝えられたが、やはりセンター交替には田中さんも思うところはあったはず。
それでもグループとして、この立ち位置がベストという結論が出た。
そして解散後、女優としては田中さんのほうが遥かに成功した。
彼女だけでなく“アイドルグループのNo.2は女優として成功する”という法則がある。
とか書いてみたが、ホントかよ。(明日へ続く)

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