演技派に青春映画は似合わない?(2/5) | Deview-デビュー
2011年5月17日

 ドラマ『BOSS』では、2期から新登場の黒原理香役で出演中の成海璃子。

数学の天才にして超一流ハッカーという役どころ。プライベートでは、今春に堀越学園を卒業したばかりの18歳だ。

 映画『少女たちの羅針盤』で初共演した忽那汐里とは堀越で同級生。

メインキャスト4人に取材したとき、2人とも「学校ではちゃんと話したことはなかった」と話していた。忽那曰く「璃子はいつも1人で何かを考えてそうな印象だった」とのこと。何となく分かる。イメージ通りで。

 成海璃子は、本人も語っていたが、いわゆる女子高生らしい子ではなかったようだ。

カラオケやプリクラには行かない。休日はタワレコ通い。で、音楽の趣味がまた渋い。

 一貫して椎名林檎好きなのはともかく、去年『レコードコレクターズ』誌の企画で彼女が選んだ“日本のロック/フォークアルバムベスト10”には、INU、遠藤賢司、村八分、 西岡恭蔵…と、70〜80年代のアングラ系アーティストの作品が並んでいた。18歳にして、このチョイス。

 以前の取材では、テリー・リチャードソンやデヴィッド・ラシャベルの写真が好きだとも。こちらの不勉強で、どんな写真家か知らなかったが、後で調べたら2人ともなかなか際どい作風で。

 そんな感性を持つ成海璃子。

女優としては中学生の頃から“年の若い大人”というイメージがあった。
(明日へ続く)


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