2011年5月13日
AKB48の主力には今年20歳となるメンバーが多い。
前田敦子、板野友美、高橋みなみ、柏木由紀、高城亜樹、北原里英…。大島優子、篠田麻里子、小嶋陽菜はすでにover20。
これはAKBが転換期を迎えつつあることを意味する。
20歳になったらすぐ何かが変わるわけではないが、制服を着て青春を歌うアイドルとしては10代が引っ張るのが理想的。
然るに、現在のAKBは前2回の総選挙とも上位を占めた“神の7人”(大島、前田、篠田、板野、渡辺、小嶋、高橋)に昨年8位の柏木を加えた8人が中核。高校生は渡辺麻友だけ。昨年の総選挙でいうと、柏木と9位の宮澤佐江の間には約3000票の“断層”があった。
『マジすか学園2』も2話で、死んだ大島が三つ子だったことになってたり、卒業した板野がライバル校に入り前田を狙ったり。結局この辺が出てなければ成立しないと?
しかし、今は人気絶頂でも一寸先は分からない芸能界。
先を見据えれば中高生世代の台頭は不可欠。その中心となるべきは“下剋上”を宣言した『マジすか』での展開同様、昨年5位の渡辺麻友だ。
一気に新エースに駆け上がるか。“チームフォンデュ”として出演する島崎遥香、山内鈴蘭、市川美織ら9・10期生も躍進に期待がかかる。
そしてSKE48の顔である中学生・松井珠理奈は、昨年10位からどこまで上位に? さらに今年は大阪から平均年齢14歳のNMB48も参戦。山本彩、渡辺美優紀の2人は投票カード封入のAKB48のシングル「Everyday、カチューシャ」で選抜入りした。NMB48のCDデビューより先に。関西票を集めて上位進出なるか。
結成半年ながら美少女揃いのNMB48。SKE48も中高生勢が充実している。
うっかりしてたらAKB48は妹グループに足元をすくわれかねない。ブームが続くか占ううえでも、今度の総選挙は“世代交代なるか”が最大のテーマだ。
(終わり)

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