2011年5月11日
AKB48メンバー総出演をうたう『マジすか学園2』。
1期は完全にファン向けドラマに見えつつ、普通に楽しめた。少年ジャンプ的な世界とでもいうか。
普段おとなしくしている主人公の前田敦子が、「マジ」という言葉に反応してメガネを外すとメチャ強くなる。
毎回得意技の違う敵キャラと戦い、だんだん強い相手が登場してくるのも、マンガ的にワクワクした。
舞台の馬路須加女学園には最強集団ラッパッパ(表向きは吹奏楽部)が君臨していて、そのトップが大島優子。
実際のAKB48の選抜総選挙でも前田とトップ争いを繰り広げてきたのはご存知の通り。
No.2のサドが篠田麻里子。
続く四天王が板野友美、柏木由紀、小嶋陽菜、松井玲奈。
この辺に人気メンバーを固め、他はドラマ前半で前田に倒される役や“解説係”を担う同級生役などに配されていた。AKB48内での勢力図がほぼ反映された形。
その続編スタートに当たり、まず気になったのが、3年生だったラッパッパメンバーは前作で卒業済みなこと。大島は病気でこの世を去っている。高橋みなみは元より前田の亡き親友役で、1期から回想シーンのみで登場。
となると続編は、人気メンバー抜きで展開するのかと。
2期の1話では、サドと四天王は留年したゲキカラ以外、看護師を目指してたり、風俗嬢になってたりでチラッと出ただけ。学園抗争の本筋には絡まないかに見えた。
代わって3年生になった前田を狙うメイン役が、2年生のネズミ(渡辺麻友)とセンター(松井珠理奈)。この構図がまた、前作から1年経たAKB48の現況を反映している。
(明日へ続く)

戻る