2011年4月4日
デビューするやグラビア、モデルと股に掛けて活躍を始め、初ドラマ『ヘブンズ・フラワー』では、川島海荷演じる主人公のライバルを熱演した竹富聖花。
出身は愛知県。
またもやスウィートパワーが発掘した美少女…には違いないが、堀北真希や黒木メイサ、桐谷美玲や桜庭ななみらと違いローラー作戦でスカウトされたのでなく、オーディション雑誌で事務所の新人募集を見て、自ら応募してきた。
「中学を卒業して将来の夢もなくて、どうしようかな…と思いながら立ち読みしてたら、ファンだった堀北さんの事務所が出ていて」
これまでも雑誌での募集は行っていたが、なにせ各地の美少女の写真を段ボール1箱集めた中から1人いるかどうかの採用基準。
そんなレベルの子の応募は、まずない。
でも、聖花はそんなレベルだったのだ。
堀北やななみを何ヵ月もかけて探し当てたことを考えれば、奇跡のような話だろう。
彼女自身、今は15歳にしてオシャレにRayモデルを務めるが、「遊びに行くときはジャージかテニス部のウィンドブレーカー」という普通の中学生だった。
美玲が事務所の寮を出たとき、服をたくさん譲り受けたとか。
「事務所に入ってからも、長い夢を見ていて目が覚めたら愛知のベッドにいるような気が、ずーっとしてました」
堀北やメイサらを発掘した岡田社長の眼鏡にかなった彼女が、前途洋洋なのは間違いない。
だが一方、このスウィートパワーにあっても、堀北らと同じく段ボール1箱分の美少女写真から選りすぐられてデビューしながら、芽が出ずこの世界を去った子が少なからずいるのも、また事実。
その厳しさは、スタートがスカウトであろうとオーディションであろうと変わらない。
(終わり)
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