2011年3月30日
堀北真希、黒木メイサ、南沢奈央、桐谷美玲、桜庭ななみ…とそうそうたる美人女優が所属するスウィートパワー。彼女たちは全員スカウトで発掘された。その独特な方法は業界で有名だ。
岡田直弓社長が他の事務所でマネージャーをしていた頃、普通に街に出ていい子を探してみたものの、“これは!”という素材に出会えることは滅多にない。
そこで、ファーストフード店などにタムロしてる女子中高生に「かわいい子を知らない?」と聞き込みをした。そうすると、地元で有名な子の名前が挙がるもの。その子の学校や住所まで突き止めて“張り込み”をするという、刑事並みのスカウトを始めたのだ。
悪く言えばストーカー的でもある方法だけに、実際、家を訪ねたら親に怒鳴られたり、警察を呼ばれたこともあったという。だが、そうこうありつつ、後に事務所の看板となる女優を見出し、ブレイクさせた。
その岡田社長が独立して立ち上げたスウィートパワーでは、この手法を徹底している。重点地方にスタッフを送り込み、長ければ数ヵ月に渡って「かわいい子知らない?」と聞き込みを続け、逸材を探し出す。
今や長女格の内山理名は「夏休みに昼寝してたら、いきなり家に事務所の人が来て『写真を撮らせてください』と言われました」と振り返るが、もちろんスタッフは聞き込みの末に辿り着いたもの。そして、このスカウトにはさらに先がある。
(明日へ続く)

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