スカウト出身とオーディション出身(1/5) | Deview-デビュー
2011年3月29日

 スカウトといえば街頭に立って、いい子がいたら声を掛けるイメージ。

わりと知られた話だが、藤原竜也と優香は同じ日に池袋でホリプロにスカウトされている。

 舞台『身毒丸』の主役候補の男の子を探しに来たスタッフが、たまたま秩父から友達と遊びに来ていた竜也を見つけた一方、同じくたまたま、ストリートスナップを撮る雑誌に載ろうと来ていた優香も目に入って。

 吉高由里子は原宿の雑貨店でスカウトされたが、事務所スタッフの視線に気づき「万引きGメンに目をつけられてる」と思ったとか。

 あるいは、関係者が偶然いい子を見つけてスカウトすることもある。貫地谷しほりは電車の中で友達と騒いでいて(本人は「私は“うるさいよ!”と注意してたんです」と言うが)、声が大きかったので、同じ車両にいた事務所スタッフが目を向けた。

 勝地涼は母親のやってる花屋でドラマのロケがあると聞き、好奇心から見物していたところを、逆に、出演していた瀬戸朝香のマネージャーが見ていてスカウト。

 変わったケースだと、加藤ローサはもともと横浜在住のいとこがスカウトされたのだが、芸能界に興味なく、「私と似てるから」と鹿児島に住んでいた彼女を紹介した。

 やはり芸能界で活躍する人材はデビュー前から、パッと見で光るものがあったのだろう。とはいえ、スカウトには偶然の要素が大きい。

金の卵をもっと効率良く見つける方法はないものか…と考えたマネージャーがいた。

(明日へ続く)


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