美人過ぎるとブレイクしない?(5/5) | Deview-デビュー
2011年3月7日

 『大切なことはすべて君が教えてくれた』で武井咲が演じているひかり役は、800人が受けたオーディションで決めたそうだが、他の生徒役もすべてオーディションから。

 それに落ちた某タレントのマネージャーは、「フタを開けたら『セブンティーン』モデルばかり」と苦笑していた。

確かに多い。

武井を始め、剛力彩芽、石橋杏奈、広瀬アリスと出番多めの女子はすべてそう。

 それはともかく、2話で石橋演じる生徒のプロフに「死ね」などと執拗な嫌がらせがあり、実は書きこんでたのは幼なじみの親友(替地桃子)――という話があった。

「自分がきれいだからって、いつも私のことをバカにしてるから…」と。いちばん身近な友達への嫉妬と劣等感。

 以前『Q10』を絶賛させてもらったが、1コ合点がいかなかったのは、高畑充希が自分はブスとコンプレックスを持つ役だったこと。

あんなかわいい彼女に、その役を振るのはムリだって。

 でも、ドラマでこういうことはよくある。

女優は基本、美人がなるものだし。

その点、『大切なこと』2話では、きれいな石橋に対して、そうでない替地(一般人レベルではかわいいが)という配役で、幼なじみの複雑な思いにリアリティを生んだ。

 替地は石橋と同じホリプロ所属。

ちなみに武井と、その親友役でおいしいポジションの剛力も同じオスカー所属だが、まあそれはいい。

武井や石橋のような美少女が集まるのはドラマの必然でも、替地桃子のような普通の子を普通に演じられる女優を育てる余地も、残しておいて欲しい。

(終わり)


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