美人過ぎるとブレイクしない?(4/5) | Deview-デビュー
2011年3月4日

 キレイよりカワイイが有利な日本。10代から目を見張る大人顔の美人は意外と大成しない中、黒木メイサは最近で最大の成功例。

つかこうへい氏仕込みの演技力を土台にしつつ、身長165pでスレンダーながらガッチリした体型が大きい気がする。

 キレイ系美少女は得てして、顔立ちは大人びていても身長は高くない。

高校生役にも大人役にも使いにくい。

メイサはあのキリッとした顔に長身で、強めの女性がピタリとハマる。

そんな役があれば、プロデューサーはまず彼女を思い浮かべるはず。

 逆に10代の頃から制服を着る役はほとんどなく、映画『着信アリFinal』の高校生役で着たときは、本人が「これが大問題で」と似合わなさ加減を笑っていた。

 現在注目のキレイ系美少女・武井咲はどうなるか。

この手の美少女は美しさと裏腹に、表情がワンパターンで感情の動きを感じにくいことも多いが、彼女はわりと表情豊かだ。

 『大切なことはすべて君が教えてくれた』の脚本は、ムリヤリ加減が目立つ。

いちいち挙げないが、修二(三浦春馬)とひかり(武井)が共にした一夜の真相にしても“んなアホな!?”って感じ。

最初の2話とその後のひかりのキャラの変わりようも、同じ人間の裏表にしても度を越してるが、おかげで武井咲のいろいろな顔を見られた。

 修二を不敵に挑発する小悪魔ぶり。

彼の婚約者で同僚教師の夏実(戸田恵梨香)の顔にバスケットボールをぶつけたイラ立ちの爆発。

反対に、病を抱える自分の光だった修二へのしおらしさ…。どれにも引き込まれるものがあった。

それに彼女も166pあり、大人っぽい顔だちとバランスが取れている。

ただのきれいな女の子で終わらず、女優として花咲く可能性は高いと見た。

 で、最後にもう1コ、この月9絡みのことを書かせていただく。

(明日へ続く)


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