2011年3月3日
AKB48のプロデューサー・秋元康氏はメンバーオーディションの際、「クラスで5番目ぐらいにかわいい子を集めた」と話している。
「5番目」は分かりやすく言っただけだろうが、確かに学校イチの美人タイプはいない。
ちなみに美人度は一番の篠田麻里子は、最初のオーディションに不合格。
それでAKB48劇場のカフェで店員として働いてたら、ファンに人気が出てメンバーに昇格したという逸話が。
完璧な美人タイプはテレビで見ていて感情移入しにくい。
“きれいだね”で終わり。
応援する気持ちになりにくい。
ある意味、もう完成されちゃってるわけだから。モデルとして同性をお客さんに付けてから、うまく女優業にスライドした香里奈のようなパターンもあるが、それは20代半ばになってのこと。
クラスで5番目ぐらいで、どこかスキのあるほうが、ファンとして応援のしがいがある。
AKB48のようなアイドルは特にそうだし、たとえば綾瀬はるかなどの女優も、美しいというよりはかわいらしいところで親近感を持たれている。
自分が実際につき合うならともかく、メディアで見る分には“美人過ぎる”ことは、ともすると“つまらない”につながる。それは制作サイドも同じだろう。
そんな中で、数少ない美人女優代表のイスを手中にした黒木メイサらは、美人だけで終わってしまった人たちとどこが違っていたのか?
(明日へ続く)

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