2011年2月9日
『美咲ナンバーワン!!』は『ごくせん』と本当に作りが似てる。『ごくせん』では任侠一家育ちの"お嬢"が先生になったのを、六本木のナンバーワンキャバ嬢に置き換えた設定(それぞれ原作マンガはあるのだが)。
「どうせ俺なんか」とか言ってた生徒が問題を起こし、美咲の熱意によって立ち直る毎回のストーリーから、教室のセットや生徒たちのいで立ち、美咲の振る舞いや教頭たちに身元がバレたらマズい状況、劇中で流れる音楽に至るまで、まんま『ごくせん』な感じ。
とはいえ、同じ日テレで加藤正俊プロデューサーら『ごくせん』スタッフが再集結して、脚本や音楽担当も同じ。
最初から「『ごくせん』に続くドラマを」と宣言してるのだ。
似てるのは当然のこと。
『ごくせん』第3シリーズが放送されたのも、もう3年前。
大ヒット作とはいえ、観てなかった視聴者もいるだろう。お決まりのストーリー展開だって、それを言うなら『水戸黄門』など何10年も続けているわけで、だからダメって話ではない。
でも、『美咲ナンバーワン!!』には何かが足りない。
『ごくせん』を踏襲していることが悪いわけではなく、根本的なところでズレてる気がする。
(明日へ続く)

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