2011年2月8日
そもそも昔のドラマに似てるのは"悪"なのか? それはドラマを芸術と見るか、商品と見るかだけの違いだと思う。
芸術なら基本ダメだろう。でも商品だとすれば、ユーザーが喜ぶなら構わない。著作権とか最低限のモラルは必要にせよ。
音楽だって同じこと。歌謡曲は洋楽を日本人好みにアレンジするところから、源を発してるわけだし。
それはともかく、今クールのドラマの中で『冬のサクラ』と『美咲ナンバーワン!!』の手法は、オマージュぐらいの考え方か。
『冬のサクラ』はタイトルから、大ヒットした韓流ドラマ『冬のソナタ』を連想させる。ポスターも草なぎ剛がヨン様ばりのマフラーで今井美樹に寄り添っていて。
高橋正尚プロデューサーが「『冬のソナタ』を越える王道のラブストーリーにしたい」と話してるぐらいで、わざわざ似せたのは間違いない。第2話では『冬ソナ』のチェ・ジウが友情出演してたし。
で、内容のほうはどれだけ似てるかというと…よく分かりません。『冬ソナ』を観たことないので。昔のドラマと似てるのが悪ではないとは、こういう意味もある。元ネタを知らない視聴者には何も関係ない。
むしろ今井の夫役の高嶋政伸のキャラが、『ずっとあたなが好きだった』で佐野史郎が演じた"冬彦さん"っぽいが…それこそ若い人は知りませんよね。
一方の『美咲ナンバーワン!!』はと言うと…。
(明日へ続く)

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