名作ドラマのオマージュは難しい(1/5) | Deview-デビュー
2011年2月7日

 1月クールの連ドラ。週刊文春の記事で「警察と学校だらけ」と出ていた。

確かに多い。

学校ものは『大切なことはすべて君が教えてくれた』『美咲ナンバーワン!!』『スクール!!』と3本。

 警察ものは『CONTROL』など5本だが、刑事や弁護士が出てくる『フェイク』『外交官・黒田康作』なども捜査もの括りで加えれば9本。

さらに前クールから続く『相棒season9』もあって計10本だ。最近増える傾向にあったが、ついにここまで来た。

 要因としてはやはり、『相棒9』が1月26日放送の13話で22.5%とシリーズ最高視聴率を更新したりと、安定してることが挙げられる。

いわゆる人気どころをキャスティングしても数字に結びつかないケースが多い中、手堅く刑事とかに事件を解決させようという算段。それにしても、テレ朝は『相棒9』含めて同時に4本って。

 あと、この文春のようなドラマ批評では、昔の作品との類似性がよく指摘される。

新ドラマ初回視聴率では18.4%と最高だった『CONTROL』は『ガリレオ』、『美咲ナンバーワン!!』は『ごくせん』に似てる…など。

『LADY』も海外ドラマ『クリミナル・マインド』っぽい?警察・学校もの以外でも、『冬のサクラ』が『冬のソナタ』を思わせたり。

 こういう類似ものは、今に始まったことではない。

ただ今クールの特徴は、その意図をオープンにしたものが見受けられることだ。
(明日へ続く)


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