2011年2月3日
全国のご当地アイドル10組が競った「U.M.U AWARD」。一番手の青森代表・りんご娘は、着物ふう衣裳で津軽弁の曲「だぴょん」などを歌って沸かせたが、全体的には前日の予選に比べ地方色は薄かった。
歌、ダンスと鍛えているのは分かるが、制服姿のグループとかメジャーアイドルの相似形な印象が強い。
だったらAKB48を見たほうが…というのが、前日に続く個人的感想。
小学生姉妹で自ら作詞した「ママは神様」を歌った広島のOnly one sisiterなど、それぞれ特色は見られつつ。
そして、最後に登場したのがNegicco。
新潟特産のやわ肌ねぎをPRするユニットとして結成され8年目の3人組。
ネギをかざして「ねぎねぎROCK」という曲を歌い出すや、そのネギを会場に放り投げる。彼女たちを初めて見た観客も多かったはずだが、自然発生で手拍子が広がる。
「みんなで!」などと盛り上げ上手なうえ、3人が立ち位置を入れ代わりながらのリズミカルな振り、キュートな歌声に美脚ミニスカのビジュアルまでレベルが高く、引き込まれる。地元のイベントやお祭りで数多くのライブをこなしてるそうで、必ずしも自分たちを見にきたわけでない観客の心のつかみ方は、地道な積み重ねで身に付けたのだろう。
パフォーマンス力、特産推しの地方性と兼ね備えた彼女たちが、審査で高評価だったのは当然だが、100%すんなりグランプリと決まったわけでもない。
(明日へ続く)
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