2011年2月1日
「U.M.U AWARD」出場の最後の1枠を争う予選会「JUMP UP!!」では、全国の地方アイドル20組の郷土色豊かなパフォーマンスを楽しませてもらった。
新潟のスキーキャンペーンを担う小学生3人組・シュプール音楽隊は、着ぐるみのゆるキャラ・レルヒさん(日本にスキーを伝えたオーストリアのレルヒ少佐より)と共に歌って、スキーで滑る振りがかわいい。
昔『恋のから騒ぎ』に出ていた"民謡"こと福島の永峯恵は、着物姿で「会津磐梯山」を。高知のおさかなPR大使を務める小学生・川村あやのは、坂本龍馬風の羽織袴で"まこと高知はおさかなパラダイス、龍馬も好いとった"と方言で歌い上げる。
本選出場を決めたのは、札幌のJewel Kiss。夏の大イベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」にも参加していたローティーンユニットだ。
実は審査員で自分だけが、彼女たちに票を入れなかった。
やっぱ見る目なし? とも言えないと思うのだ、これが。
自分もパフォーマンスのレベルは、彼女たちが一番と思った。
ただ、メジャーアイドルの相似形で札幌の地方色はない。だったら、地方ならではの色を出したシュプール音楽隊などのほうが、この大会の趣旨に合って面白いのではと。
だが、自分は仕事柄アイドルのライブをたくさん見てるから、物珍しさに惹かれたのかも。
日ごろそれほどアイドルに接してない人が見れば、単純にJewel kissの評価が高くなるのが自然か。
いずれにせよ、見方ひとつで審査結果は変わる。
今回に限らず、落ちた=劣ってたわけでは必ずしもなく、どこを見られたかというだけの話。だから実際、オーディションに落ちた人が他の事務所からデビューして、結果的にグランプリより活躍する例はたくさんあるのだ。そして翌日、いよいよ本選。
(明日へ続く)

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