審査員として見たオーディション(1/6) | Deview-デビュー
2011年1月28日

 以前地方アイドルについて書かせてもらったとき、「ご当地グルメの祭典・B-1グランプリのアイドル版みたいな大会を」と提言した。それが"素晴らしいアイデア!"と絶賛され…たわけでなく、同じことを考える人はいるもので、"全国アイドルお取り寄せ展"と銘打ったコンテスト「U.M.U AWARD 2010」が昨年末に開催された。

 地域密着で活動している全国のご当地アイドルを一堂に集め、No.1を決めようというもの。U.M.Uは"アンダー・メジャー・ユニットアイドル"の略。主催はホリプロとTOKYO MX。自分がイメージしていたものに近いが、それは本当にたまたま。

 だけど、企画したホリプロの阿部さんに以前より取材でお世話になってたからか、「審査員をやってください」と頼まれた。

……いいのか? こんな無名ライターにやらせて。

 自慢じゃないが、『月刊デ☆ビュー』で7年前から毎年、ホリプロタレントスカウトキャラバンを合宿から密着取材させてもらいながら、グランプリ予想が的中したのはたった1回(足立梨花ちゃんのとき)。

「アイドルをたくさん取材してきた目で」とか言われてもねぇ…。

 まあ、ぶっちゃけホリプロもスカウトキャラバンみたいに予算をかけてるわけではない。有名プロデューサーや文化人を呼ぶ余裕もなく、審査員もU.M(アンダーメジャー)で…ということだろう。自分なりの見方で良いならと、引き受けさせてもらった。

 実際経験してみると、取材では見えなかったオーディションの裏も見えた。
(明日へ続く)


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